「ダインコンクリートってメンテナンスいらないんじゃないの?」
そう思っていませんか?
確かに、積水ハウスが採用する「ダインコンクリート」は、高耐久・高防火性・高意匠性を備えた優れた外壁材です。
しかし、どれだけ高性能な素材でも、塗膜やシーリングの劣化は避けられず、定期的なメンテナンスが必要不可欠です。
しかも、劣化を放置すると「防水性の低下 → 雨漏り → 躯体劣化」と進行し、修繕費が跳ね上がるリスクも…。
この記事では、以下の点を分かりやすく解説します。
📝 この記事でわかること
✅ ダインコンクリート外壁の特徴と強み
✅ メンテナンスの必要性と適切なタイミング
✅ 劣化サインと施工内容
✅ メーカーに頼む場合と地域業者に頼む場合の違い
✅ 一括見積サイトを使ったお得な業者探しの方法
外壁の“今の状態”を知ることが、家を守る第一歩です。
ダインコンクリート外壁とは?特徴をおさらい
ダインコンクリートは、積水ハウスが独自に開発したプレキャストコンクリート外壁材です。
一般的なサイディング材とは一線を画す、性能と意匠性を兼ね備えたプレミアム素材です。

引用:https://www.sekisuihouse.co.jp/kodate/products/steel2/technology/taikyu
✅ ダインコンクリートの主な特徴
特徴 | 内容 |
---|---|
高耐久 | 通常のサイディングより分厚く、劣化・破損に強い |
高防火性 | 国土交通大臣の不燃材料認定あり |
高遮音性 | 中に気泡を含んでおり、遮音効果に優れる |
高意匠性 | 手仕事による仕上げが可能で、重厚な見た目が人気 |
📌 一見「メンテナンスフリー」に見えますが、塗膜で防水している構造上、塗装劣化には注意が必要です。
メンテナンスが必要な理由と時期の目安
ダインコンクリート外壁は、表面を塗装によって保護することで、長期間にわたり耐久性を保つ仕組みです。
✅ 塗膜の劣化=防水性能の低下
- 塗膜が剥がれるとコンクリートが吸水 → 膨張・凍結・劣化を引き起こす
- 目地やサッシ周りのシーリングが切れると、雨水が侵入する危険あり
✅ メンテナンス時期の目安
塗装仕様 | メンテナンス時期の目安 |
---|---|
タフクリア-30採用住宅 | 約30年ごと |
一般塗装仕様 | 約15年ごと |
📌 タフクリア-30が採用されていない住宅は、15年目が一つの節目です。
劣化サインとメンテナンスの流れ
「うちはまだ大丈夫」と思っていても、次のような劣化サインが出ていませんか?
外壁の劣化チェックリスト
- 表面をこすると白い粉がつく(チョーキング現象)
- 塗膜の浮き・ひび割れ・変色
- シーリングが硬化・ひび割れ・剥がれ
- 外壁の一部にカビ・コケが出始めている
📌 一つでも当てはまったら、塗装・シーリング工事の検討を始めるサインです。
メンテナンスの一般的な流れ
- 高圧洗浄:表面の汚れ・コケを除去
- シーリング打ち替え:目地やサッシ周りの防水材を交換
- 下地補修:ひび割れ・剥がれ部分の補修
- 塗装仕上げ:塗料による外壁の再保護(吹き付け/ローラー)
💰メンテナンス費用の相場と補助金情報
ダインコンクリート外壁のメンテナンスは、高性能素材ゆえに施工費用も高めです。
しかし、外壁の劣化を放置して大規模修繕になるより、計画的な塗装・補修の方が断然お得です。
主な費用相場(30坪の戸建ての場合)
項目 | 費用目安(税込) |
---|---|
外壁塗装 | 100万~160万円程度 |
シーリング打ち替え(全体) | 20万~40万円程度 |
足場設置費 | 15万~25万円程度 |
📌 特殊な仕上げ(吹き付け・多彩塗装)の場合、費用はさらに上がることがあります。

📝 補助金が活用できる場合も|最新情報は自治体で要確認
外壁塗装や長寿命化リフォームについては、補助金や助成制度が利用できる可能性があります。
以下のような名目で支援を行っている自治体もあるため、事前に確認してみましょう。
補助名の一例 | 想定される対象内容 |
---|---|
長寿命化リフォーム支援 | 外壁塗装、防水工事、劣化対策など |
省エネ住宅改修支援 | 遮熱塗料や断熱塗料などの省エネ性能向上工事など |
📌 補助金は地域や時期、住宅の築年数や施工内容により対象が異なります。
「○○市 外壁塗装 補助金」「住宅改修 補助金 ○○区」などで検索するか、お住まいの自治体のホームページ・窓口での確認が確実です。よっては申請期間・対象条件が限られているため、早めのチェックが重要です。
業者選びで差がつく!積水ハウス vs 地域業者
積水ハウスの外壁だからといって、必ずしも積水ハウスにメンテナンスを依頼する必要はありません。
実際には、地域の優良塗装業者の方が費用を抑えつつ、十分な品質・保証を提供できるケースも多いです。
✅ 両者の比較
項目 | 積水ハウス経由 | 地域塗装業者(直接依頼) |
---|---|---|
安心感 | メーカー施工で安心 | 実績・資格を見れば安心できる業者も多数 |
費用 | 中間マージンが加算され割高になりやすい | 中間コストがなく適正価格 |
保証 | ハウスメーカー独自保証あり | 業者によっては10年保証も可能 |
📌 「ハウスメーカー経由じゃないと保証が切れる」と言われることもありますが、実際には多くの塗装業者が施工保証を発行しています。
地域業者選びは「一括見積サイト」が便利!
「費用を抑えたいけど、どの業者がいいのかわからない…」という方は、一括見積サイトの活用がオススメです。
メリットとでメリットを理解したうえで活用しましょう。
代表的なサイト例:
- 外壁塗装パートナーズ
- ヌリカエ
- 外壁塗装の窓口 など
📌 比較は“価格だけでなく、保証内容と実績”も要チェック!

まとめ|高性能外壁だからこそ、計画的メンテナンスで資産価値を守る!
ダインコンクリート外壁は、長く住み続けるための強い味方。
しかし、塗膜の劣化やシーリングの傷みを放置してしまうと、その性能も資産価値も失われてしまいます。
ポイント
✅ ダインコンクリートは塗膜による防水が基本。劣化すると性能が低下
✅ タフクリア採用の有無で塗装時期が異なる(15年 or 30年)
✅ チョーキング・ひび割れ・コケ・シーリング劣化はメンテナンスサイン
✅ 積水ハウス経由は高額になりがち。地域業者なら費用を抑えて品質も◎
✅ 業者探しには一括見積サイトの活用が便利。比較で後悔しない施工を!
大切な我が家を、長く美しく、そして安全に保つために。
今すぐ外壁の状態をチェックし、適切なメンテナンスを検討しましょう!
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