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屋根・外壁セルフチェック&メンテナンス完全ガイド【チェックリスト付き!】

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「自宅の屋根や外壁がなんとなく色あせてきた気がする」
「雨漏りのリスクが心配だけど、どこをチェックすればいいのかわからない」

そんなお悩みを抱えていませんか? 
屋根や外壁は常に雨風や紫外線にさらされているため、定期的なメンテナンスを行わないと、家の寿命を大きく縮めてしまう可能性があります。

本記事では、屋根・外壁のセルフチェックの方法からメンテナンスのタイミングなど、専門家に依頼しなくても自分で始められる実践的なノウハウをまとめました。

正しい点検方法を身につけて、あなたの大切な住まいを長持ちさせましょう。

すまいるくん

この記事では、屋根・外壁のセルフチェックの方法自分でできるメンテナンスがわかります。


目次

屋根・外壁メンテナンスの重要性

屋根・外壁は家の「顔」と「防御壁」

屋根と外壁は、住まいの印象を左右する外観の「顔」であると同時に、雨風や紫外線、気温変化などから家を守る「防御壁」の役割を担っています。外観が劣化すると美観が損なわれるだけでなく、建物内部への雨水侵入や腐食が進行しやすくなり、耐久性を著しく低下させる可能性があります。

放置すると費用がかさむリスク

外壁や屋根の劣化を放置すると、雨漏りや断熱性能の低下、さらにはシロアリ被害のリスクなどが高まり、大掛かりな修繕工事が必要になるケースも少なくありません。その結果、メンテナンス費用やリフォーム費用が高額化してしまうことも。定期的な点検と早期対策が、結果的にコスト削減につながるのです。

セルフチェックをするメリットと注意点

屋根・外壁のセルフチェックは、住宅の状態を日常的に把握し、メンテナンスのタイミングを逃さないために非常に重要です。ただし、高所作業を含むため注意すべきポイントもあります。
ここでは、セルフチェックを行う際に得られるメリットと、注意すべき点を詳しく解説します。

セルフチェックをするメリット

1. 家の状態を常に把握できる

  • 小さな異変を見逃しにくい
    1年に1回でも、定期的に屋根や外壁を確認していれば、ちょっとした色あせやヒビ割れ、カビ・コケなどの初期症状を見つけやすくなります。
  • 劣化の進行を予防できる
    早期に発見できれば、劣化の拡大を食い止められ、結果として大規模リフォームのリスクを減らすことが期待できます。
  • コストの削減に繋がる
    軽微な傷や不具合を見つけた段階で対処しておけば、大掛かりな補修工事よりも低コストで済む可能性が高まります。

2. プロに依頼するタイミングがわかる

  • 修繕の目安を立てやすい
    自力で確認しておくと、どの部分が特に劣化しているのか把握しやすくなり、プロの業者へ相談する際にも的確な情報を伝えられます。
  • 適切な見積もり比較が可能
    具体的な症状を把握しておくことで、複数の業者からの見積もり内容を比較・検討しやすくなります。

3. 悪徳業者や詐欺に騙されない

  • 業者選びの目を養える
    セルフチェックを習慣化することで、家の状態に詳しくなり、不必要な修繕を勧められても冷静に対応できるようになります
  • 家の状態を知ることが防衛策に
    定期的にセルフチェックを行って家の状態を把握しておけば、提案内容が本当に必要なものかを判断しやすくなります。

4. 住宅への愛着が深まる

  • 家を大切に思う気持ちが育つ
    “自分の家は自分で守る”という意識が高まり、定期的な清掃や小さな修繕など、普段から建物に目を向ける習慣が生まれます。
  • 快適さを実感しやすい
    外観がきれいに保たれていると、ご家族が過ごす時間もより気持ちよく、快適な住環境を維持できます。

セルフチェックをする際の注意点

1. 高所作業の安全確保

  • 転落リスクに要注意
    屋根に直接登るのは非常に危険なのでやめましょう
    慣れない高所作業による転落事故など、大きなケガに繋がる可能性があります。
  • 脚立やハシゴの使用法を守る
    ・地面が平坦かどうかを確認して設置する
    ・必ず2人以上で作業し、周囲の安全確認を行う
    ・長時間の高所作業は避ける
  • 安全帯や保護具の検討
    必要に応じて、安全帯やヘルメット、滑り止め付きの靴などの保護具を身につけることでリスクを最小限に抑えましょう。

2. 視認性を高める工夫

  • 双眼鏡や望遠機能付きカメラを活用
    わざわざ屋根に上がらなくても、地上やベランダから確認できる範囲は多くあります。ズーム機能を使うと劣化箇所を詳細に把握できます。
  • 明るい時間帯や天気の良い日を選ぶ
    夕方や夜間は十分な視認ができず、危険も増すため、日光が十分にある日にチェックしましょう。

3. 無理をしない・限界を見極める

  • 怪しい箇所はすぐに専門家へ
    大きなヒビ割れや雨漏りが疑われる場合は、自己判断での修繕を試みず、早めにプロへ相談しましょう。下地や構造体に重大な損傷がある可能性もあります。
  • DIYの範囲を考慮する
    簡単な補修や汚れ落としなどはDIYでも可能ですが、漆喰補修やコーキング打ち替えなど、専門的な知識や技術を要する作業は業者に頼むほうが安心です。

4. 定期的なスケジュール管理

  • 天候の変化が大きい季節後に実施
    台風や大雨などの自然災害が多い季節の後は、屋根や外壁へのダメージが大きくなっていることも。早めに状態を確認して被害を最小限にとどめましょう。
  • 点検時期を決めておく
    1年に1回、もしくは2年に1回など、あらかじめ点検スケジュールを決めると、つい忘れがちなチェックを習慣化しやすくなります。

外壁のチェック項目

  1. チョーキング現象(白亜化)
    • 外壁を手で触った際、白い粉がつく現象。
    • 原因: 塗膜の劣化。
    • 対応: 塗り直しが必要。
  2. 目地(コーキング)の劣化
    • 痩せ: コーキングが縮み隙間ができる。
    • 割れ: コーキング部分にひび割れ。
    • 剥がれ: 外壁材からコーキングが剥がれる。
    • 対応: 軽度の劣化は補修材で修繕可能。広範囲の場合は専門業者へ。
  3. ひび割れ(クラック)
    • ヘアクラック: 幅0.3mm以下の細いひび割れ。
    • 構造クラック: 幅0.3mm以上の深いひび割れ。
    • 対応: ヘアクラックは補修材で対応可能。構造クラックは専門業者に依頼。

屋根のチェック項目

  1. 瓦のズレや破損
    • 瓦がずれたり割れていないか確認。
    • 対応: 軽度なら補修可能。破損が広範囲なら業者に相談。
  2. 錆びや塗装剥がれ、色あせ
    • 発生している場合は早めに塗り直しが必要。
  3. 苔やカビの発生
    • 防水性低下のサイン。高圧洗浄で対応可能。
  4. 雨樋の詰まり、破損
    • 落ち葉やゴミがたまってオーバーフローしていないか
    • ひび割れ、欠け、穴あき、変形などないか
    • 雨天時に継ぎ目などから漏れていないか

その他のチェック項目

雨樋のチェック項目

  1. 詰まり・破損
    • 落ち葉やゴミがたまってオーバーフローしていないか
    • ひび割れ、欠け、穴あき、変形
    • 固定具に緩みや外れがないか
  2. 水漏れ
    • 雨天時に樋の継ぎ目などから漏れていないか
    • 勾配不良で水が溜まっていないか

基礎のチェック項目

  1. ひび割れ(クラック)
    • 幅0.3mmを超えるものがないか確認。
  2. 欠損・風化
    • コンクリート表面の剥がれや、白華(エフロレッセンス)がないか。
      白華(エフロレッセンス)とは:表面に発生する白い粉や斑点のこと
  3. 排水状況
    • 周囲に水が溜まっていないか
    • カビが生えていないか
  4. シロアリ被害の痕跡
    • 蟻道がないか
    • 羽アリがいないか

屋根・外壁のセルフチェックの方法

屋根のセルフチェック方法

目視: 屋根全体を目視で確認し、上記のような不具合がないかを確認します。

双眼鏡: 遠くから屋根を確認する場合は、双眼鏡を使うと便利です。

ドローン・高所カメラ: 屋根に上がらずに安全に確認したい場合は、ドローンや高所カメラを使用する方法もあります。

外壁のセルフチェック方法

目視: 外壁全体を目視で確認し、上記のような不具合がないかを確認します。

触診: 外壁を触って、ひび割れや浮きがないかを確認します。

高所カメラ: 高い場所の外壁を確認する場合は、高所カメラを使用する方法もあります。

自分でできるメンテナンス

外壁の軽い洗浄やひび割れ補修

  1. 汚れの洗浄:ブラシや高圧洗浄機で苔・藻・カビを除去(高圧洗浄機使用時は水圧に注意)
  2. ひび割れ補修:幅0.3mm未満なら市販の補修材で埋める
  3. コーキング補修:剥がれた部分を切除し、新しいコーキングを充填

基礎の塗装・小さなひび補修

  • 基礎専用塗料で風化を抑制
  • ひび割れ補修材を使用し、必要に応じて樹脂注入

雨樋の清掃

  • 破損部分は樋専用の防水テープや接着剤で応急処置
  • 1年に1回程度、落ち葉や土砂を取り除く

便利なアイテムの紹介

  1. 双眼鏡またはドローン
    • 屋根の高所チェックに便利。
  2. 高圧洗浄機
    • 外壁や屋根の汚れを効率的に洗い流せる。
  3. コーキングガン
    • 目地の補修に必要な道具。
  4. 補修材(コーキング材、塗料)
    • DIYメンテナンスに欠かせない。

チェック用アイテム

  • 高所の観察
    • 双眼鏡
    • 長い自撮り棒
    • カメラ搭載ドローン
  • ひび割れ幅測定
    • クラックスケール
  • 写真記録
    • カメラ/スマホ

メンテナンス用アイテム

  • 外壁洗浄
    • ブラシ
    • 高圧洗浄機
    • 外壁用洗剤
  • ひび割れ補修
    • 補修材(シリコン系、ポリマーセメント系など)
    • ヘラ
  • コーキング補修
    • カッター
    • マスキングテープ
    • コーキング材
    • コーキングガン
  • 雨樋清掃
    • ゴム手袋
    • バケツ
    • 脚立(安全帯)
    • 落ち葉ガード

劣化を防ぐための予防策

  • 定期的な点検を行う。
  • 早めの補修を心がける。
  • 防水スプレーや撥水剤で外壁や屋根を保護。

まとめ

戸建て住宅の外装セルフチェックは、家を長く安全かつ美しく保つための第一歩です。屋根・外壁・基礎・雨樋など、各部位を定期的にチェックすることで、

  • 早期発見・早期対応による大規模修繕の回避
  • 費用負担の軽減
  • 家族の安全と美観の維持

といったメリットが得られます。下記のポイントを意識して、ぜひ定期的に外装を見回してみてください。

  1. 屋根:ひび割れや剥がれ、雨漏り兆候に注意
  2. 外壁:チョーキング、ひび割れ、コーキング劣化などのサインを見逃さない
  3. 基礎:0.3mm以上のクラックや欠損は要注意
  4. 雨樋:詰まりや破損でオーバーフローが起きていないか定期的に確認

もしDIYで対応が難しい場合、または劣化の度合いが深刻と思われる場合は専門業者へ相談を。安全確保と正確な判断のために、複数の業者で見積もり・診断を取ることが望ましいです。外装の健康を維持し、家の寿命と資産価値を高めるために、セルフチェックと計画的なメンテナンスをぜひ取り入れてみてください。

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